り出される獣的な迫力は

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る。あの尾根に

峡谷の曲がり目を曲がると、ベルディンが前方の小道に立っているのが見えた。こてこてに固まった魔術師の頭髪は、ぬれてよれた紐のように肩にかかり、あご髭からは雨のしずくがしたたっていた。「速度を落とせ」ベルディンはみんなをにらみつけた。「一マイル先からおまえたちのひづめの音が聞こえたんだ。このふもとにいるのはおれたちだけじゃないんだからな」
 ガリオンはしぶしぶクレティエンヌの手綱をひいた。
「この峡谷はどこにつづいている?」ベルガラスがベルディンにたずねた。
「めったやたらに曲がりくねってるんだが、最終的には大きく広がって尾根のてっぺんへつながってる。尾根は南北に走ってるんだ。北へたどると、主要な隊商道へでる。ダラシアへいくにはそれが一番はやい」

「ほかのやつらも知っていることだ」
「そんなのはかまわん。すくなくとも、おれたちのほうが一日分先行してるんだ。やつらにはまだ戦わなけりゃならん戦闘がある」
「また前方を偵察するのか?」
「雨がやむまでおあずけだな。羽根がぬれちまう。起重機でもないことには、重くて体が持ち上げられない。そうだ、もうひとつあついたら、用心しなけりゃだめだぞ。二リーグ北で、ナハズが手下をまちぶせさせてる地点が、尾根の何マイルか下にあるんだ」
「おまえのルートの選びかたときたら、穴だらけじゃないか」ベルガラスがケチをつけた。「下にいるだれかがたまたま上を見上げてでもみろ、ウルヴォンの軍勢の半数がわしらに襲いかかってくるぞ」
「飛べでもしないかぎりむりだよ。数千年前にここで地震があって、あの尾根の側面が切りとられたんだ。いまじゃおそろしくけわしい断崖になってる」
「高さはどのくらいだ?」
「相当高い――千フィートかそこらだな」
「隊商道まではどのくらいある?」
「これからおれたちは尾根へでるんだが、そこからだいたい十五リーグだ」
「すると、ウルヴォンの軍勢の北側か?」
「かなり北になるな、うん」
「ナハズはなぜ隊商道を無視したんだ? なぜ、西へ曲がらなかったんだ?」
「ダーシヴァ軍ややつらの象どもにあとからついてきてもらいたくなかったんだろ。おまけに、やつは悪魔だ。大量殺人のチャンスをみすみす逃したくなかったんだろうよ」
「かもしれんな。戦闘はきょうの午後はじまると思うか?」



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